日本電産は4日、京都府向日市の新拠点「ニデックパーク」に建設を進めていた新社屋C棟の建設工事が完了し、竣工式を行ったと発表した。

　ニデックパークは、2030年度10兆円というグループ売上高目標の達成に向け、グループ企業間の連携を高めるための新拠点として計画を進めていた。

　同社グループの製品群は、精密小型から車載、超大型に至るフルラインのモータだけでなく、ファン、コントローラ、センサ、変減速機、ポンプといった周辺部品を組み合わせたモジュール製品・システム製品や、ロボット部品、プレス機、検査装置、工作機械等へと拡大している。

　そこで、同社本社ビル至近のニデックパークにグループ会社の本社や技術開発センターなどを集約し、業務の効率化やグループ全体の成長拡大を目指している。

　竣工したニデックパークC棟には、事業の規模拡大に伴い、同社の小型モータ事業本部の機能を移すとともに、日本電産リード（株）の本社・研究開発機能と日本電産シンポ（株）の本社が入居する。更に、ニデックパークでは、A棟、B棟、第二本社の建設計画も2030年を目標に事業環境を見極めながら、順次進めるとしている。