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長府バイオパワー合同、長府バイオマス発電所を着工

2022年7月11日

 石油資源開発は6日、出資する長府バイオパワー合同会社(CBP)が、事業主体として計画を進める長府バイオマス発電所(山口県下関市)を着工したと発表した。

 発電所は、木質ペレット100%を発電燃料とする出力規模74,950kWのバイオマス専焼発電所。年間約5.2億kWhの売電量を見込んでおり、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)を利用し、発電する電気全量を中国電力ネットワーク(株)へ売電する予定。

 今後、基礎工事を進め、来年4月頃には発電所本体工事に着手する予定。2025年1月の営業運転開始を予定している。

 発電所の建設・運営は、CBPが事業主体として行うとともに、出資5社(石油資源開発、東京エネシス、MOT総合研究所、長府製作所、川崎近海汽船)は、発電所の建設工事の監理や営業運転開始後の運用・保守、燃料の調達・輸送などの業務を、各社の強みに応じCBPから受託し実施するほか、CBPに対する行政や周辺地域との関係構築・維持などについての協力や支援を実施している。

■ 発電所概要

名称:長府バイオマス発電所
所在地:山口県下関市長府扇町3番4(長府扇町工業団地内)
用地面積:62,800㎡
発電方式:汽力
出力規模:74,950kW
燃料:木質ペレット100%(海外から輸入)
売電先:中国電力ネットワーク(株)
(FITによる19年11か月間の固定価格買取、売電単価21円/kWh)
年間売電量見込み:約5.2億kWh
事業主体:長府バイオパワー合同会社
アセット管理者:(株)ジャペックスグリーンエナジー(JAPEX100%出資子会社)
施工者:三菱重工業(株)
着工:2022年7月
営業運転開始予定:2025年1月

◇ 長府バイオパワー合同会社
会社名:長府バイオパワー合同会社(略称:CBP)
設立日:2020年11月9日
本店所在地:山口県下関市長府扇町3番4
出資会社:石油資源開発(株)(JAPEX) 39.9%
    :(株)東京エネシス 20.0%
    :(株)MOT総合研究所 15.1%
    :(株)長府製作所 15.0%
    :川崎近海汽船(株) 10.0%
事業内容バイオマス発電所の建設および運営、バイオマス発電事業・関連事業

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