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大陽日酸、尼崎事業所の耐圧検査場が完成

2022年7月12日

 大陽日酸は6日、尼崎事業所で建設を進めていた高圧ガス容器の再検査を行う総合耐圧検査場が完成したと発表した。

 同社グループでは、大阪市を中心とする事業エリアで、グループ各社がシリンダー事業に必要となる各種機能を有し、個別に事業運営を行っていた。

 またその根幹となる容器再検査は、グループ内外の検査施設で各社が行っていた。こうした状況と中長期的なシリンダーガス需要の動向を踏まえ、今回、同社グループ全体の収益維持・向上に向けた基盤整備の一環として総合耐圧検査場を新設。

 総合耐圧検査場ではグループ各社の協働のもと、スケールメリットを生かした生産性の向上、配送の効率化、設備老朽化対策の実施と二重投資の回避、グループ内での着実な技術継承を実現し、持続可能な事業基盤を確立する。

 耐圧検査場は大陽日酸ガス&ウェルディング(株)の尼崎ガスセンターとして運営する。

■ 検査場概要

所在地:兵庫県尼崎市元浜町1丁目95番地(大陽日酸尼崎事業所内)
建築面積:1,464.76㎡
事業内容:一般継目なし容器、一般複合容器、超低温容器と付属品の再検査・整備
設備概要:非水槽式自動耐圧試験装置4台、バルブ試験機2台、ショットブラスト機3
台、粉体塗装装置3台、自動マーキング装置2台 他
取扱容器:酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム、水素、炭酸、その他容器
稼働開始予定:2022年7月

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