三洋化成工業、タイで帯電防止剤の新設備が稼働
2022年7月13日
三洋化成工業は11日、タイの関係会社サンヨーカセイ(タイランド)リミテッドのラヨーン工場(タイ・ラヨーン県)で建設を進めていた帯電防止剤の新設備が稼働を開始したと発表した。
投資額は約34億円。生産能力は1500トン/年となり、日本、タイの合計生産能力は4700トン/年となる。
プラスチックに添加して半永久的に帯電を防止する帯電防止剤「ペレスタット」「ペレクトロン」シリーズは、静電気によるホコリの付着やさまざまな障害(電子回路の破壊、電化製品の誤作動)、事故(火災、爆発)などを防止する目的で幅広く用いられている。
近年、電子機器・精密部品の包装・搬送材料用途を中心とした需要増に加え、防爆用途など用途の拡大も進んでいる。今回、これらの需要拡大に対応するためグローバルな生産体制を構築し、安定供給に努める。
■ 設備投資概要
会社名:Sanyo Kasei (Thailand) Ltd.
所在地:Rojana Industrial Park-Rayong, 5/5 Moo 11, Tambol Nongbua, Aumphur Bankhai, Rayong 21120, Thailand
投資額:約34億円
生産品目:帯電防止剤「ペレスタット」「ペレクトロン」シリーズ
生産能力:1500トン/年
開所式:2022年7月8日