テクノフレックス、千葉新工場/9月着工
テクノフレックスは14日、検討を進めていた千葉工場の新棟建設工事の詳細が決定したと発表した。
今回、老朽化の進む一部の平屋建ての工場棟と隣接する建物約6,000㎡を解体した敷地に、地上6階建て延床面積約17,000㎡の新工場棟を建設し、敷地を立体的に有効活用することで工場を拡張する計画。
新工場建設により、海外グループ会社の国内向け製品の製造について、千葉工場へのシフトを進め、海外からの輸送コスト削減、在庫期間の短縮(国内在庫回転率の向上)を図る。
また、国内の各工場から、同社最大のマーケットである首都圏に近い千葉工場に、首都圏向け製品の製造を集約する。首都圏への配送距離と時間の短縮により、輸送コスト削減と顧客満足度向上の両立を図る。
設備は、製造ロボットの導入等、自動化による効率化を進め、収益性を向上させる。また、商品の自社配送化を進め、簡易包装での出荷による省資源化を進める。屋上は、将来の太陽光発電パネルの設置に備えた設計となっている。
現在、千葉工場では、同社の継手製品の製造とグループ会社TFエンジニアリングの配管プレハブ加工が操業している。新工場では、同社の防災用貯水タンク「マルチアクア」の製造と、グループ会社スペースケアの介護用マットレスの洗浄事業も加わり、人材と技術の交流が活性化する見込み。
■ 新工場概要
所在地:千葉県船橋市潮見町34-3、他
工事費用:約45億円(税抜)※設計、解体費用を含む
資金計画:金融機関からの借入金等
総敷地面積:約13,000㎡(約4,000坪)※敷地内の一部の建物を建替える計画
延床面積:約17,000㎡(約5,000坪)
建物計画:鉄骨造、地上6階建て ※既存建物を含めると総延床面積は約27,000㎡(約8,000坪)となる計画
設計:(株)JFE設計
施工:大成建設(株)(近日契約予定)
着工予定:2022年9月
竣工予定:2024年4月