JNC、中国の液晶材料生産拠点が稼働開始
2016年3月7日
化学メーカーのJNC(東京都千代田区)は3日、中国においてTFT(薄膜トランジスタ)液晶材料の製造・販売子会社「捷恩智液晶材料(蘇州)有限公司」を14年12月に設立し、建設を進めてきた生産拠点・技術サービスセンターが、完成し稼動を開始したと発表した。
同社グループは、液晶材料の研究開発・製造販売を基幹事業とし、世界中の液晶ディスプレイメーカーに液晶材料を供給。液晶テレビやスマートフォン、タブレットなどの製品に同社の液晶材料が用いられている。
今回、中国国内における大手液晶ディスプレイメーカーが相次いで大型ラインの本格的な稼動を開始することによる、液晶材料の需要拡大に対応する。
設置した生産拠点・技術サービスセンターは、同社液晶事業における、中国初の開発・製造拠点となる。先行して設置した販売機能と合わせ、現地ユーザーに対しこれまでよりスピーディーに液晶材料を提案できる体制となる。
■ 新生産拠点概要
会社名:捷恩智液晶材料(蘇州)有限公司
所在地:中国・江蘇省蘇州市蘇州高新区
事業内容:TFT(薄膜トランジスタ)液晶材料の製造・販売
稼働開始:2016年3月