日本ゼオン、水島工場のリーフアルコール製造プラントが完成
2022年7月27日
日本ゼオンは22日、水島工場(岡山県倉敷市)で建設を進めていた合成香料の主力製品であるリーフアルコールの能力増強工事が完工したと発表した。
リーフアルコール(cis-3-Hexenol)は、新緑の若葉のような香りを持つ合成香料で、青葉アルコールとも呼ばれている。
また、フレッシュ感を演出するグリーン系香料として、香水やシャンプー、石鹸などのフレグランス用途と清涼飲料や菓子などのフレーバー用途として幅広く利用されている。
今回、フレグランスとフレーバー用途における安定的な市場成長が見込まれることから、能力増強を決定した。同製品の年間生産能力は1,600トンへと拡大され、9月から本格生産を開始する予定。
■ 設備投資概要
所在地:岡山県倉敷市児島塩生2767−1(水島工場)
生産品目:合成香料「リーフアルコール」
生産能力:1,600トン/年
着工:2021年夏
完工:2022年7月
本稼働開始予定:2022年9月