スターゼンミートプロセッサー、阿久根工場の拡張工事が完工
スターゼンは22日、持分法適用関連会社の阿久根食肉流通センターと、連結子会社のスターゼンミートプロセッサー 阿久根工場ビーフセンターの拡張工事が完了し、7月1日に稼働を開始したと発表した。
海外での和牛人気の高さから、牛肉は農林水産省より「輸出重点品目」に設定されており、今後輸出量が大幅に増加する見込み。
今回、牛肉加工能力の更なる向上に向けて、施設の増改築工事と新たな機械設備を導入。阿久根工場の輸出専用ブランドであるAKUNEGOLD皇(すめらぎ)や、スキンパック商品の製造を強化する。
阿久根食肉流通センターと阿久根工場は高度な衛生管理水準、最新鋭の機械設備を有するとともに、飲水設備のある係留所などアニマルウェルフェアにも対応しており、EUや米国など25の国と地域から輸出認定を取得している。
■ 設備投資概要
所在地:鹿児島県阿久根市塩浜町1-10(阿久根工場)
投資額:約16.6億円
延床面積:2,622㎡(増設分)
加工品目:牛枝肉・牛部分肉・副生物・副産物・スキンパック商品など
加工能力:最大処理頭数 100頭/日(拡張後)
主な拡張内容:1.牛係留所の増築(係留枠30%増加)
:2.内臓計量室(90%拡張)・内臓冷蔵庫増築(61%拡張)
:3.枝肉冷蔵庫増改築
温体枝肉庫(保有能力44%拡大)、枝肉保管庫(保有能力46%拡大)
:4.製品冷蔵庫増築(保管能力137%拡大)
:5.冷凍保管庫増築(保管能力29%拡大)
:6.焼却炉新設
:7.大型ロータリー真空包装機、ナイフ研磨ロボットの導入
:8.スキンパック商品製造ラインの設置
竣工・稼働開始:2022年7月1日