ローランド ディー.ジー、タイに新工場建設
ローランドディー.ジーは2日、製造子会社のRoland Digital Group (Thailand) Ltd.がタイ工場に新棟を建設すると発表した。
新棟はタイ工場敷地内の余剰地に建設する。同社は中期経営計画(2021年度~2023年度)の実現に向けた構造改革の一環として、国内工場とタイ工場の2拠点で展開していた量産機能を2021年にタイ工場に集約した。
今回の新棟建設は、今後の需要拡大に対応するための生産体制の増強を狙いとしている。また、現在本社で担っているサービスパーツなどの管理・出荷業務をタイ工場へ移管することも計画している。
新棟は今後さらなる需要の高まりが見込まれるデンタル加工機と卓上型インクジェットプリンターの生産を担う。着工は2022年9月、本格稼働は2023年4月を予定している。新棟の延床面積は5,400㎡、工場全体の延床面積は従来比約54%増の15,360㎡となる。生産能力は従来比約60%増の30,240台(デンタル加工機換算)となる予定。また、新棟と既存工場それぞれが独立した倉庫・生産・出荷機能を持つことで、効率的な部品の入荷・生産・出荷を実現する。
■ 新工場概要
会社名:Roland Digital Group (Thailand) Ltd.
所在地:30/122 Moo 1, Sinsakhon Industrial Estate, Tambol Khok Kham, Ampur Muang, Samutsakhon 74000, Thailand
投資額:120百万タイバーツ(約4.65億円)
延床面積:新棟:5,400㎡/全体:15,360㎡
延床面積(生産エリア):新棟:4,410㎡/全体:9,890㎡
構造:鉄骨造1階建て
生産機種:9機種(業務用インクジェットプリンター、デンタル加工機など)
生産能力:新棟:11,400台/全体:30,240台(デンタル加工機換算)
従業員数:新棟:90名(内オペレーター67名)
全体:360名(内オペレーター196名)
着工予定:2022年9月
本格稼働予定:2023年4月