堀場製作所、ドイツの生産拠点を拡張
2022年8月5日
堀場製作所は3日、グループ会社であるホリバ・ヨーロッパ社(ドイツ)が、同国ライヒリンゲンにある大気汚染監視用分析計などガス分析装置の生産拠点を拡張し、今春より本格稼働したと発表した。
持続可能な社会の実現に向けて、世界でカーボンニュートラル推進の取組みが加速している。2050年までの目標達成を掲げる欧州(EU)では、大気環境モニタリングに加え、さまざまな工場の生産効率向上やCO2排出を低減させるためのガス計測ニーズが高まっている。
こうした需要に対応するため、同生産拠点を従来比約2倍の2,300㎡に拡張し、生産能力を約2倍に向上させる。さらに、ガス計測技術と、ホリバ・フューエルコン社(ドイツ)の燃料電池や水素製造装置の評価技術を組み合わせたトータルソリューションを提供することで、クリーンエネルギーの活用加速とカーボンニュートラルの実現に貢献していく。
■ 施設概要
所在地:Julius-Kronenberg-Str. 9, D-42799 Leichlingen, Germany
投資額:570万ユーロ(約7.8億円)
敷地面積:4,300㎡
延床面積:2,300㎡(従来比約2倍)
構造:2階建て(生産エリア、事務エリア、開発エリア、リペアセンター)
生産能力:約2倍
従業員数:23名(2022年6月30日時点)
稼働開始:2022年春