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カネカ、ベルギーで変成シリコーンポリマー増産

2022年8月10日

 カネカは8日、グループ会社のカネカベルギーで、変成シリコーンポリマーの生産能力を増強すると発表した。

 投資額は約50億円、生産能力を年産10,000トン増強し、全体で年産43,000トンとなる。2024年6月の稼働開始を予定している。

 欧州では、環境保護政策に基づく断熱改修促進や非加熱・省エネ工程化の流れを背景に弾性接着剤、シーリング材市場の需要の伸長が見込まれている。中でもカネカMSポリマーを基材とした接着剤やシーリング材は無溶剤、低温での作業性、良好な耐候性といった特長を持つことから、環境規制の強化にも対応し、大幅な伸びが期待されている。

 引き続き、差別化力のある新規ポリマーを市場投入するとともに、配合・アプリケーション技術も合わせた素材ソリューションを提供することで、新規用途市場を積極的に創出し、欧州でのさらなる事業拡大を目指す。

■ 設備投資概要

会社名:Kaneka Belgium N.V.
投資額:約50億円
生産品目:変成シリコーンポリマー
生産能力:10,000トン/年(全体 43,000トン/年)
稼働予定:2024年6月

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