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シグマ光機、能登工場の改修・新工場2棟建設

2022年8月19日

 シグマ光機は18日、能登工場(石川県羽咋郡)と技術センター(同県白山市)の各工場の増築・リノベーションを行い、技術センター内に新工場2棟を建設すると発表した。

 能登工場と技術センターは稼働開始から30年以上が経過し、既存工場棟の老朽化や
狭小化が進み、生産性の向上と生産能力の増強や従業員の労働環境の改善が必要となっていた。

 光学基本機器製品の主力生産工場である能登工場では、レンズ・ミラーなどの光学素子・薄膜製品の生産体制を構築するとともに、光学モジュール・光学システム製品を生産するオプト・メカ・ファクトリー化を推進し、工場内の生産設備の再配置と自動化・高速化設備の導入による生産性の向上を図る。

 技術センターでは、能登工場・技術センター間の生産品目の整理・移管に伴う、新規生産品目の生産エリア、部品・完成品在庫エリアの設置・拡充を図る。また、近年、半導体業界、光通信業界が活況になってきている中、従来の自動応用製品ラインナップに加え、調芯用大型装置の生産や装置組込用の自動応用製品の量産化・OEM製品の拡充のための生産能力の増強と生産性の向上を図る。

 新工場は、ライオンパワー(株)、ミナト光学工業(株)の3社で設立予定の合弁会社と賃貸借契約を締結し、健康寿命の長寿命化や高齢化社会への対応、感染症リスクの増大、医療・介護現場での需要が増加するメディカル・ヘルスケア関連製品を中心とした新たな成長分野向けの新製品開発・製造体制を構築する。

■ 設備投資概要

◇能登工場増築・リノベーション工事
名称:能登工場既存工場棟の増築・リノベーション
所在地:石川県羽咋郡志賀町若葉台61-2(能登中核工業団地内)
総投資額:約4.7億円(建物のみ)
延床面積:1,463.33㎡(増築部分のみ)(予定)
構造・規模:鉄骨造地上2階
用途:高品質・高付加価値の光学素子・薄膜製品や光学モジュール・光学システム製品の生産によるオプト・メカ・ファクトリー化
着工予定:2023年3月
竣工予定:2023年10月

◇技術センター新工場棟建設工事(開発試作棟)、増築・リノベーション工事
名称:技術センター開発試作棟新築工事と既存棟リノベーション
所在地:石川県白山市八束穂1-1(石川ソフトリサーチパーク内)
総投資額:約2.3億円(建物のみ)
延床面積:875.32㎡(増築部分のみ)(予定)
構造・規模:鉄骨造地上2階
用途:高分解能自動ステージや調芯装置、装置組込用光学部品や光学モジュール製品の量産化やOEM製品のラインナップ拡充
着工予定:2022年10月
竣工予定:2023年4月

◇技術センター新工場棟建設工事(企画開発棟)
名称:技術センター企画開発棟新築工事
所在地:石川県白山市八束穂1-1(石川ソフトリサーチパーク内)
総投資額:約2.6億円(建物のみ)
延床面積:987.02㎡(予定)
構造・規模:鉄骨造地上2階
用途:メディカル・ヘルスケア関連製品を中心とした新成長分野向けの新製品の開発・製造の推進
着工予定:2022年10月
竣工予定:2023年4月

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