カネカ、ベトナムで医療機器新工場が完成
2022年8月24日
カネカは22日、グループ会社のカネカメディカルベトナムが医療用カテーテルの新工場を完工したと発表した。
カネカは、心臓・末梢血管疾患と脳血管疾患の治療デバイスである血管内治療用カテーテルや、消化管がんの治療に用いる消化器用医療機器、不整脈検査用の電極カテーテルなどの医療用カテーテルを、日本とベトナムで生産している。今回、グローバルに拡大する需要に対応するため、約10億円を投資じて生産能力を従来の約3倍に増強した。
先進国を中心に高齢化が進行し、三大疾病(心疾患、脳疾患、がん)の患者数が増加している。医療用カテーテルを用いた手術は、患者への負担が少ない治療法(低侵襲な治療法)であることから、グローバルに市場規模が拡大している。カネカメディカルベトナムは今年で操業15周年を迎え、同社のカテーテル製造の中核工場としての機能をさらに強化していく。
■ 新工場概要
所在地:ベトナム・ビンズン省
投資額:約10億円
生産品目:医療用カテーテル
生産能力:従来の約3倍
完工:2022年8月