パナソニック、春日井市のIAQ検証センターが稼働
パナソニックは24日、2022年4月に稼働した「IAQ検証センター」を活用した研究開発を加速させるとともに、空間除菌脱臭機「ジアイーノ」のラインアップ拡充などにより、事業を拡大すると発表した。
新型コロナウイルスをきっかけに、菌やウイルスに気をつかうことが日常となる中、おうち時間が増えたことにより、除菌に加えニオイや湿度に対しても関心が高まっている。また、施設・店舗・オフィスなどの不特定多数の人が行き交う非住宅空間でも、より一層、除菌やニオイなどの空気環境への対策が求められている。
「ジアイーノ」家庭用には、部屋に付着した菌やニオイを集中的に除菌・脱臭する「集中クリーンモード」を新たに搭載し、1台で除菌・脱臭・加湿・集じん全てを可能にした「F-MV5400」を発売する。
業務用には、多くの人が集まる施設や店舗などの空気リスクの高い環境でも、より安定して除菌・脱臭効果を発揮する新機構「ジアチャージ方式」を搭載した「F-JDU75」「F-JDU55」を発売。広さやシーンに応じた製品ラインアップをそろえることで、安心・快適な室内環境を提供する。
また、販売促進に向けた取り組みとして従来の施策に加え、顧客体験を重視した取組みを強化していく。具体的には、レンタルサービスやサブスクサービス、リースなど、製品を顧客に実際に使ってもらい、製品価値を体感してもらうことで購入を検討してもらうためのサービスを強化していく。
IAQ検証センターでは、業界初の設備を備え、これまで実現できなかった実使用環境における次亜塩素酸の効果や安全性の検証、エアロゾル(浮遊菌)に対する効果検証などを、より高度でスピーディーに行えるようになった。また、外部の研究機関などと連携することで、次亜塩素酸がもつ可能性をさらに広げると共に、海外展開にも活用していく。
■ 施設概要
所在地:愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017番
投資額:約14億円
敷地面積:2,033 ㎡
延床面積:3,422 ㎡
事業内容:実使用環境における次亜塩素酸の効果や安全性の検証、エアロゾル(浮遊菌)に対する効果検証など
稼働開始:2022年4月