クラボウ、熊本事業所に新棟/半導体製造装置向け樹脂製品の増産
2022年8月31日
倉敷紡績は30日、熊本事業所隣接地(今年8月取得)に新棟を建設すると発表した。
熊本事業所では、半導体製造装置に使用される、耐薬品性に優れ、クリーン性が高い高機能樹脂加工品を開発・生産している。
近年の半導体市場の拡大に伴い、半導体製造装置の需要は過去最高で推移しており、今後も継続的な成長が見込まれることから、熊本事業所の生産能力と開発体制を現状の2倍以上に増強する。
新棟の概要は今後検討していくが、高機能樹脂加工品の生産や検査工程の自動化設備を新たに導入するなど、より生産性に優れた体制を構築する予定。また、従来からの開発・生産に加え、新規加工製品の商品化を見据えた生産スペースを確保する計画。
■ 新棟概要
所在地:熊本県菊池市森北1812(現熊本事業所西側隣接地)
投資額:約20億円※現時点での見込み額
敷地面積:5,467㎡
延床面積:6,000㎡(予定)
生産品目:高機能樹脂加工品
着工予定:2023年3月頃
操業開始予定:2024年4月頃