三井化学、シンガポールでエラストマー製造プラント増設
2022年9月1日
三井化学は8月30日、シンガポールの100%子会社MITSUI ELASTOMERS SINGAPORE PTE LTDの高機能エラストマー「タフマー」のプラントを新設し生産能力を増強すると発表した。
タフマーは、樹脂の性質を飛躍的に向上させる樹脂改質材、軟質成形材料。柔軟で軽量な特長を有しており、太陽電池関連部材、包装資材、エンジニアリングプラスチック改質材、スポーツシューズ、自動車用部品など幅広い分野で使用されている。
タフマーの需要は世界経済の成長と共に堅調に推移しており、循環経済実現へ向けた対応や、クリーンエネルギー導入の活発化を背景に更なる増加が見込まれていることから、今回のプラント新設を決定した。
■ 設備投資概要
所在地:シンガポール・ジュロン島内
生産品目:高機能エラストマー「タフマー」
生産能力:12万トン/年(既存設備生産能力:22万5千トン/年)
完工予定:2024年度中