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住友化学、米・テキサスに半導体用プロセスケミカルの新工場

2022年9月2日

 住友化学は1日、100%子会社である韓国の東友ファインケムを通じて米国テキサス州に新会社を設立し、半導体用プロセスケミカルの工場を建設すると発表した。

 半導体需要は、5G対応デバイスの普及に加え、AIや自動運転等の先端技術の進展を背景に今後も伸長する見通し。そうした中、各国で生産体制を強化する産業政策が打ち出され、中でも米国では先端半導体メーカー各社が相次いで半導体工場の新増設計画を発表している。

 こうした米国での半導体材料の需要を取り込むため、新工場の建設を決定した。また、同社はアリゾナ州にある子会社の住友化学アドバンストテクノロジーズで化合物半導体事業を展開している。今回の新工場建設で、米国半導体産業の集積地であるテキサス・アリゾナ両州に拠点を築くこととなり、米国での半導体ビジネスの展開を一層加速させていく考え。

■ 新工場概要

会社名:Sumika Semiconductor Materials Texas Inc.
所在地:米国テキサス州
事業内容:半導体用プロセスケミカルの製造
稼働開始予定:2024年度

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