レンゴー、八潮工場の木質チップバイオマスボイラ発電設備が完成
2016年3月9日
レンゴー(大阪市北区)は8日、埼玉県八潮市にある八潮工場に木質チップバイオマスボイラ発電設備を新設したと発表した。
完成した新設備は、従来、都市ガスが中心であったボイラ燃料のエネルギー源多様化を図るとともに、CO2排出量の削減を目的に建設されたもので、建築廃材由来の木質チップを主燃料とし、工場で必要となる電力の約2割を賄う。
同工場では、早くより重油からクリーンエネルギーである都市ガスへの燃料転換を進めるとともに、バイオマス資源の有効活用により、徹底したCO2排出量削減に取り組んできた。
今回の木質チップバイオマスボイラ発電設備の完成により、さらに年間約65,000トンのCO2排出量が削減される見込み。
■ 新発電設備概要
名称:レンゴー 八潮工場
所在地:埼玉県八潮市西袋 330
設備名:木質チップバイオマスボイラ発電設備(流動層炉)
メーカー:タクマ
燃料:木質チップ、PKS(Palm kernel Shell:パーム油搾油かす)
定格発電出力:9,000kW
蒸気量:70t/h
CO2削減:約65,000t-CO2/年
完成:2016年3月