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NOK、鳥取事業場で設備投資

2022年9月5日

 NOKは1日、自動車電動化への対応を強化するため、NOK鳥取事業場内(鳥取県西伯郡)で設備投資を行うと発表した。

 投資額は約5億円。2021年度から2023年度の3年で、電気自動車向け防振・防音製品を製造する設備を増設する。

 NOK鳥取事業場では、シール製品の開発・製造の過程で培ってきた材料技術や製造技術をもとに、防振・防音製品の開発・製造を行っている。主力製品は、自動車エンジンのクランク軸の振動を低減するトーショナルダンパ(TVD)で、TVDのさらなるシェア拡大を目指す一方で、現在力を入れているのが、電気自動車向けの防振・防音製品。各自動車メーカーとの取引実績や防振・防音技術を生かして、電気自動車向け製品の受注獲得を加速し、エンジン車・電気自動車の双方でのシェア拡大を狙う。

 既に自動車メーカー等と共同開発を行っており、現在、振動吸収やノイズ低減の機能を持つ製品の開発・生産体制を構築する計画を進めている。この増設計画については、鳥取県より先進的な産業分野への投資として認定される予定で、「鳥取県産業成長応援補助金(成長・規模拡大ステージ)」による支援が予定されている。

■ 設備投資概要

所在地:鳥取県西伯郡南部町原1000(鳥取事業場)
投資額:約5億円
新規雇用予定:約20名
事業内容:電気自動車向け防振・防音製品の製造

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