日本発条、駒ケ根工場・厚木工場で設備投資
2022年9月6日
日本発条は8月31日、駒ケ根工場・厚木工場で設備投資を行い、自動車電動化のキーパーツ製品を増産すると発表した。
駒ケ根工場では、動力であるモーターへの電力供給や制御をおこなうパワー半導体に使用される金属基板を製造している。今回の増産により、さらなる小型化と高機能化ニーズや需要拡大に対応する。
厚木工場では、パワー半導体の冷却効率を高めるために制御素子ユニットと冷却機構との密着度を高める目的で使われる「押えばね」を製造している。同製品は2024年度には22年度比で約5倍の伸びが見込まれることから、今回の増産により、需要拡大に対応する。
■ 設備投資概要
◇ 産機生産本部 駒ケ根工場
所在地:長野県駒ヶ根市赤穂1170-1
総投資額:約20億円(うち10億円は2021年8月に発表済)
生産品目:電動車パワー半導体用金属基板
竣工予定:2023年9月
◇ 精密ばね生産本部 厚木工場
所在地:神奈川県愛甲郡愛川町中津4056
生産品目:電動車パワー半導体用「押えばね」
竣工予定:2023年6月