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カネカ、大阪工場で液晶TV向けアクリルフィルム用樹脂増産

2022年9月6日

 カネカは5日、大阪工場(大阪府摂津市)で液晶TV向けアクリルフィルム用樹脂を増産すると発表した。

 投資額は約15億円。生産能力を約40%増強し、プロセスの自動化などを進め、2023年秋の稼働を予定している。

 近年、液晶パネルの大型化に伴い、偏光板の構成部材である偏光子保護フィルムの吸湿によるパネル反りや色ムラが課題となっている。そのため、アクリルなどの低吸湿樹脂フィルムの引き合いが増えている。

 今回、液晶TVの大型化、高精細化、高輝度化が一層進む中で、アクリルフィルム用樹脂の需要はますます拡大すると見込まれることから増産を決定した。

■ 設備投資概要

所在地:大阪府摂津市鳥飼西5-1-1(大阪工場)
投資額:約15億円
生産品目:液晶TV向けアクリルフィルム用樹脂
生産能力:約40%増強
稼働予定:2023年秋

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