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東洋紡、インドネシアで包装用ポリエステルフィルム増産

2022年9月7日

 東洋紡は1日、インドネシアの大手フィルムメーカーPT. TRIAS SENTOSA, Tbk.(以下:TRIAS)との合弁会社であるPT. TRIAS TOYOBO ASTRIA(以下:TTA)に、包装用ポリエステルフィルムの製造設備を新たに増設すると発表した。

 投資額は約100億円で、生産能力を倍増する。2024年春の着工、2025年秋の稼働開始を目指す。

 TTAは、同社の包装用フィルム事業の海外展開の加速を目的に2017年に設立され、2020年初頭より生産を開始。バリア性能に優れた透明蒸着フィルム「エコシアール」向け原反フィルムをはじめ、各種ポリエステルフィルム製品を、同社やTRIAS、と合弁会社であるPT. TOYOBO TRIAS ECOSYARに供給してきた。

 環境意識が世界的にますます高まる中、今回新たにTTAに製造設備を増設することにより、同社グループ全体のポリエステルフィルムの生産能力が大きく向上する。これにより、包装材の減容化に貢献する薄肉タイプのシュリンク(収縮)フィルム「スペースクリーン」やバイオマス原料・リサイクル原料を使用したフィルム、缶製品製造時の環境負荷低減に貢献する鋼板ラミネートフィルムなど、環境配慮型フィルム製品のグローバルな需要に対応する供給体制の強化を図る。

■ 設備投資概要

会社名:PT. TRIAS TOYOBO ASTRIA
所在地:Desa Keboharan KM 26 Krian, Sidoarjo 61262, Indonesia (TRIAS敷地内)
投資額:約100億円
生産品目:包装用ポリエステルフィルム
生産能力:倍増
着工予定:2024年春
稼働開始予定:2025年秋

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