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ブリヂストン、ブラジル・バイーア工場の生産能力増強

2022年9月8日

 ブリヂストンは6日、ブラジルのグループ会社が、乗用車用タイヤと小型トラック用タイヤを生産するバイーア工場の生産能力を増強すると発表した。

 投資額は約2.7億ブラジルレアル(約73億円)で、昨年7月に発表した生産能力増強の投資額と合算すると、総投資額は約9.7億ブラジルレアル(約262億円)となる。2024年第1四半期までに増強を開始し、2024年末までにバイーア工場の生産能力は現在の年間約350万本から約500万本となる予定。

 今回、北米・中南米を合わせた米州地域の乗用車用高インチタイヤの生産体制を強化する。さらにEV時代の新たなプレミアムとして位置付けている環境性能と運動性能を両立し、EV航続距離の延伸へ寄与するENLITEN技術についても対応する。

 現在の米州地域における地産地消率は約90%で、今回の増強により、今後の米州市場での拡売へ対応し、乗用車用タイヤの地産地消率グローバル95%の実現を目指す。

 工場では、将来のグリーン&スマート工場化も見据える。グリーン化については、カーボンニュートラル化実現に向けたCO2排出抑制新技術を導入する計画。スマート化については、従来の自動化技術にデジタル技術を加え、AI制御を可能とすることで属人的なモノづくりから脱却し、タイヤの更なる品質の向上や現場の負荷軽減による労働生産性の向上を目指す。

■ 設備投資概要

会社名:BRIDGESTONE DO BRASIL INDUSTRIA E COMERCIO LTDA.
所在地:ブラジル・バイーア州(バイーア工場)
投資額:約2.7億ブラジルレアル(約73億円)
生産品目:乗用車用タイヤ
生産能力:約500万本/年(現在 約350万本/年)
人員計画:1,560人以上(現在 約1,300人)
稼働開始予定:2024年末まで

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