アズビル、藤沢テクノセンターの実験棟2棟が竣工
アズビルは2日、藤沢テクノセンター(神奈川県藤沢市)内の2棟(第103建物、第104建物)の新実験棟が完成したと発表した。
新実験棟では、クラウドやAIを活用した先進的なシステムソリューションや高機能・高精度なデバイスの開発力を強化するための実験施設を設けたほか、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)センサを起点としたビジネス拡大に向け、MEMSセンサの開発施設やアズビルグループの計測を支える校正施設を整備した。
第103建物には、最適で先進的な開発環境を備えた開発体制を強化するとともに、研究・開発の生産性、創造性を発揮するワークスペースも設置する。社員の執務空間を、集中して思考する場所と気分転換できる場所にバランスよく配置し、昨今のワークスタイルに合わせたカフェ型のワークスペースなども整備した。
第104建物には、アズビルのセンシング技術の要であるMEMSセンサの開発施設と計測標準施設を整備する。独自の要素技術、プロセス技術、開発・生産ノウハウの蓄積により、MEMSセンサの競争力の維持向上を図り、高性能なセンサの安定供給と新製品開発、さらにはセンサを起点とした新規領域へのビジネス拡大を目指す。
■ 施設概要
所在地:神奈川県藤沢市川名1-12-2(藤沢テクノセンター)
◇実験棟(第103建物)
投資額:41億円(概算)
建築面積:2,320㎡、6階建
延床面積:10,721㎡
完成:2022年5月末
使用開始:2022年9月
◇実験棟(第104建物)
投資額:31億円(概算)
建築面積:1,336㎡、3階建
延床面積:4,217㎡
完成:2022年5月末
使用開始:2022年9月