電源開発、インドネシアの石炭火力発電所が全面稼働
2022年9月14日
電源開発は7日、伊藤忠商事とPTアダロパワーと共同で、事業会社PTビマセナパワーインドネシアを通じて建設していたセントラルジャワ石炭火力発電所が2号機の試運転を完了し、すでに商業運転を開始している1号機と併せて、8月31日に全基での商業運転を開始したと発表した。
同発電所は、大型発電所としてインドネシアの急速な電力需要増に対応するため、同国財務省と同省傘下のIIGF(インドネシア・インフラ保証基金)による保証を活用した初のPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)案件。
発電燃料にインドネシア国産の亜瀝青炭を活用すると共に、環境負荷が少ない超々臨界圧技術を使った大型ボイラー2基を採用することで、インドネシアの電力安定供給と環境負荷低減に貢献する。
■ 発電所概要
事業会社名:PT. Bhimasena Power Indonesia
所在地:インドネシア共和国中部ジャワ州バタン県
発電方式:超々臨界圧石炭火力発電
出力:200万kW(100万kW×2基)
燃料石炭:亜瀝青炭
販売先:インドネシア国営電力会社(PLN社)
出資者:電源開発(34%)、伊藤忠商事(32%)、アダロパワー(34%)
着工:2016年6月
商業運転開始:1号機:2022年8月15日、2号機:2022年8月31日