日陸、熊本県大津町に化学品物流拠点
日陸は9月1日、熊本県菊池郡大津町に物流拠点を開設すると発表した。
今回、九州における化学品物流の旺盛な需要に対応するため、総合物流拠点として「熊本支店」を開設する。
施設は、熊本県のセミコンテクノパーク至近に位置し、需要拡大が見込まれる半導体原材料等の温度管理化学品や高圧ガスを中心とした物流機能を提供する。
半導体原材料等にかかわる各種化学品(消防法第4類該当品、消防法指定可燃物該当品、毒物と劇物取締法該当品、高圧ガス保安法該当品、一般化学品)に対して、熊本支店を中心に温度管理倉庫での保管・配送、輸出入国際複合一貫輸送、国内内航船・鉄道輸送を一手に引き受けるワンストップサービスの提供が可能となる。
近年、貨物取扱量の増加により熊本県八代港はコンテナターミナルの拡張整備が行われ大型貨物船も着岸可能な国際港となっている。熊本支店設立にあたり八代港からの輸出入をはじめとする貨物需要に対応するため、同社と松木運輸(熊本県八代市)は、物流に関する協力関係を構築することで合意している。
■ 物流拠点概要
名称:熊本支店
所在地:熊本県菊池郡大津町
敷地面積 約37,900 ㎡
建物面積:一般品倉庫(定温・常温)/約3,000㎡ 鉄骨造2階建て準耐火建築物
:危険物倉庫(定温・常温)/約1,000㎡ 鉄骨造平屋建て準耐火建築物
:高圧ガス貯蔵所と除害設備/約1,500㎡ 鉄骨造平屋建て除害設備
その他設備:ISOタンクコンテナ置き場/液体化学品、高圧ガス(不活性ガス)と空コンテナ対応 敷地面積10,000㎡
:ISOタンクコンテナ用高圧ガス(毒性ガス)貯蔵設備
:輸送事業:ISOタンクコンテナ輸送、トラック輸送(定温車保有)
:非常用発電装置
稼働開始予定:2023年7月