トヨタ、ロシア・サンクトペテルブルク工場閉鎖
2022年9月26日
トヨタ自動車は23日、ロシア生産拠点のロシアトヨタ有限会社 サンクトペテルブルク工場(以下:TMR-SP)での生産を終了すると発表した。
TMR-SPは3月4日、部品調達ができなくなり、操業を停止した。その後も稼働再開に向けて生産ラインの保全を日々実施するなど準備を継続していた。
今回、半年が経過しても生産再開の可能性は見い出せず、トヨタが目指す製品づくりができないこと、また、現在の状況が続けばロシアの従業員に対して十分な支援ができなくなることから、ロシアでの生産活動を終了する。
TMR-SPは、生産終了に向けた手続きを開始する。従業員に対しては、最大限の支援を提供する計画。モスクワの拠点は規模を縮小したうえで再編成し、ロシアでトヨタ、レクサスの顧客に対し、安全と安心を確保するための体制を維持していく。
■ サンクトペテルブルク工場
所在地:ロシア・サンクトペテルブルク市 シュシャリ ソフィスカヤ通り115