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デンカ、大牟田工場で設備投資/窒化ケイ素の増産

2022年10月12日

 デンカは11日、大牟田工場(福岡県大牟田市)の窒化ケイ素(粉体)を増産すると発表した。

 今回、環境・エネルギー分野のさらなる成長を目的として、2023年前半に稼働を予定している設備増強分から、さらに約1.5倍増の追加増産投資となる。

 同社の窒化ケイ素は、独自の高温焼成技術や窒化技術により、熱伝導性に優れ、高強度、高耐熱、且つ軽量化に優れていることから、要求性能が厳しい車載用途で高く評価されている。

 xEV市場拡大に伴い、インバーター向け放熱基板用途として需要が急増していることに加え、モーター用ベアリング用途での電食対策として従来素材からセラミックスへの転換が進んでいることから、同用途でもさらに需要が増える見通しとなっており、安定供給体制の確保が急務となっていることから、能力増強により供給体制を強化する。

■ 設備投資概要

所在地:福岡県大牟田市新開町1番地(大牟田工場)
投資内容:窒化ケイ素(粉体)の製造設備増設
稼働予定:2025年

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