日立エナジー、米国バージニアで電力用変圧器の増産
2022年10月17日
日立エナジーは13日、電力会社や再生可能エネルギー発電事業者、データセンターなどからの急増する需要に対応するため、米国バージニア州サウスボストン工場の電力用変圧器製造設備を増設すると発表した。
投資額は3,700万米ドル(約50億円)。これにより、電力用変圧器の生産エリアを26,000平方フィート(約2,415㎡)拡張し、電力事業と再生可能エネルギー市場向け大型変圧器の生産能力を従来比40%増強する。さらに、工場のサイクルタイムの短縮を目的とした自動化機器への投資や製造プロセスの変更も行う。
サウスボストン工場は、1968年に生産を開始し、現在、米国内の電力網、商業ビル、産業施設向けの配電用変圧器や電力用変圧器、鉄道向け牽引用変圧器を生産している。工場の面積は、現在、約607,000平方フィート(約56,392㎡)で、約450人の従業員が在籍している。
今回の生産エリア拡大と効率化にあたり、バージニア州経済開発パートナーシップ(VEDP)と同州ハリファックス郡の産業開発局(IDA)の財務支援を活用する。また、熟練の製造職や経験豊富な専門職など、さまざまな企業機能について、サウスボストンでの採用活動を積極的に行っている。
■ 設備投資概要
所在地:米国バージニア州(サウスボストン工場)
投資額:3,700万米ドル(約50億円)
拡張面積:26,000平方フィート(約2,415㎡)
生産品目:電力用大型変圧器
生産能力:従来比40%増強