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山実水産、鹿児島市に水産加工工場

2022年10月18日

 鮮魚卸売、水産加工品の製造販売を行う山実水産(鹿児島県鹿児島市)は、城南町に城南加工場C棟を建設する。11日、鹿児島市と立地協定を締結した。

 今回、新たにアメリカ・中国・ベトナム等への輸出を目的に、HACCP(食品についての衛生管理の国際的な基準・手法)やFSSC22000基準(食品安全マネジメントシステムに関する国際規格)を満たす加工場を整備し、輸出環境を整える。

 同社は、鹿児島市魚類市場におけるカツオ卸売の売上シェア90%、同市場全体の売上のシェア20%を占めるなど、鮮魚卸売で長年の実績があり、最近では水産加工品の製造販売にも力を入れている。

 特に、消費者の魚離れが進む中、鹿児島県が日本一の養殖生産量を誇るブリや、全国3位の水揚げ量であるカツオを始めとする多種多様な魚種を、より手軽に食べられるように加工する「3枚おろし」や「4枚おろし」など、消費者目線での商品開発を行うとともに、更なる販路拡大を図るため、水産加工品の輸出にも取り組んでいる。

■ 新工場概要

工場施設名:城南加工場C棟
所在地:鹿児島市城南町37番9
投資予定額:2億5,424万円
用地面積:616.73㎡(186.89坪)
建物面積:167.9㎡(50.88坪)
従業員数(計画):29人(うち新規雇用者数9人)※5年目
事業内容:輸出用水産加工品の製造販売
着工予定:2022年10月
操業開始予定:2023年4月

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