ミクニ、インドで四輪車向けVVTを増産
2022年10月21日
ミクニは12日、インド子会社のMikuni India Private Limited(以下:MID)における四輪車向けVVT(可変バルブタイミング)の増産投資を決定したと発表した。
インドでは経済成長に伴い四輪車需要が拡大している。同社は従来から燃費向上によるCO2排出量削減、排出ガス低減に寄与するVVTに強みを持ち、国内、中国、タイ、インドで生産活動を展開してきた。
マルチ・スズキ、TATAをはじめとするインドにおける主要顧客が新モデルを積極的に投入していることもあり、中長期的に成長が期待されるインド四輪市場でVVTの拡販を加速させるため、2023年半ばまでに200百万ルピー(約3億5千万円)の設備投資を実施しMIDの生産能力増強を決定した。
この投資によりMIDのVVT生産能力は60%以上増強され、市場の要求に応える能力を確保する見通し。同社はインドにおけるモビリティ事業をグループ全体の成長の牽引役と位置付けており、MIDは四輪市場、二輪市場で積極的に受注活動を展開している。四輪車向けVVTの増産だけでなく、今後もMIDの能力を増強し、インド市場における存在価値を高めていく。
■ 設備投資概要
投資額:200百万ルピー(約3億5千万円、2023年半ばまで)
生産品目:四輪車向けVVT(可変バルブタイミング)
生産能力:60%以上増強