京阪電気鉄道、京阪淀ロジスティクスヤードが全面開業
2016年3月16日
京阪電気鉄道(大阪市中央区)は14日、京都市伏見区淀美豆町に建設を進めていた「京阪淀ロジスティクスヤード」が4月1日に全面開業すると発表した。
近畿圏において大型物流施設の多くが大阪湾岸地域に集中する中、京阪間の内陸に位置する同施設は、名神高速道路、京滋バイパス、京都縦貫自動車道の大山崎ICより約1.5kmと交通至便の地にあり、物流施設としては、近畿圏でも有数の交通の要衝に立地する。
今後、新名神高速道路が開通すれば、さらに利便性が高まると考えられ、近畿圏の物流拠点としての需要に対応できる環境。
同施設は、A棟、B棟、C棟の3棟からなり、A棟にはつばめ急便、B・C棟には日本通運がテナントとして入居。また、太陽光パネルや災害ボランティアセンターの設置、建物南側への緑地帯の配置など、環境や社会に配慮した施設となっていることが評価され、日本政策投資銀行より「極めて優れた『環境・社会への配慮』がなされたビル」として「DBJ Green Building認証」を取得した。
■ 新物流センター概要
名称:京阪淀ロジスティクスヤード
建設地:京都府京都市伏見区淀美豆町555-1他
敷地面積:約52,900㎡
建築面積:約27,000㎡
延床面積:約43,000㎡
構造:地上2階、一部平屋建て
建物用途:倉庫業を含む倉庫(A、B、Cの3棟)
用途地域:準工業地域
テナント:A棟 つばめ急便
:B・C棟 日本通運
◇太陽光発電設備概要
パネル数:約5,000枚(A、B棟屋上に設置)
発電容量:約1,250kW
年間発電量:約120万kWh(20年平均、一般家庭約320世帯分)