次世代グリーンCO2燃料技術研究組合、福島県大熊町に研究施設建設
2022年10月26日
次世代グリーンCO2燃料技術研究組合は25日、福島県大熊町の大熊西工業団地に事業所等を建設するため、立地協定を締結したと発表した。
大熊町は、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故からの復興・創生、新たな産業の構築を目的とした、大熊西工業団地(福島県双葉郡大熊町大字大川原)を整備しており、2023年6月からの一部供用開始を予定している。
同研究組合は、カーボンニュートラル社会の実現のため、水素・酸素・CO2を最適に循環させて効率的に自動車用バイオエタノール燃料を製造する技術研究を進めている。
今回、カーボンニュートラルの観点から、植物を原料としたバイオエタノールの生産研究設備を建設し、その副生成物であるCO2の活用方法も含めた低炭素化技術の研究を行う。
同事業は、自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金(製造・サービス業等立地支援事業)の対象として、経済産業省により採択されている。
■ 研究施設概要
所在地:福島県双葉郡大熊町大字大川原字西平(大熊西工業団地)
敷地面積:約56,000㎡
研究対象:バイオエタノールの生産技術
雇用計画:40人
着工予定:2023年6月
竣工・操業開始予定:2024年10月
◇ 次世代グリーンCO2燃料技術研究組合概要
本部所在地:福島県双葉郡大熊町下野上字清水230 大熊インキュベーションセンター内
組合員:ENEOS(株)、スズキ(株)、(株)SUBARU、ダイハツ工業(株)、トヨタ自動車(株)、豊田通商(株)(五十音順)
事業内容:カーボンニュートラル技術の効率向上研究