ユーラスエナジーホールディングス、福岡県田川市に蓄電池発電施設
2022年11月9日
ユーラスエナジーホールディングスは7日、福岡県田川市で系統用蓄電池設置工事を着工したと発表した。
同事業は、蓄電池を電力系統につなぎ、電力の余剰時には蓄電し、電力が不足した時には放電することで、電力需給の安定化と再生可能エネルギーの更なる導入促進を目的としている。
日本政府が目指す2050年カーボンニュートラルの実現には再生可能エネルギーの導入拡大・主力電源化が求められるが、風力や太陽光など一部の再生可能エネルギーは発電量が季節や天候に左右するため、その変動に対応できる調整力として系統用蓄電池に対する期待が高まっている。
今回設置する系統用蓄電池は出力規模が1,500kW、蓄電容量は4,580kWhのリチウムイオン電池で、同社グループの小売電気事業者である(株)ユーラスグリーンエナジーを通じ、電力の調整力としての活用と、各種電力市場(需給調整市場、日本卸電力取引所、容量市場など)での取引を通じた電力の安定供給に貢献する。
同社グループとしては系統用蓄電池事業の初めてのプロジェクトとなり、2023年12月の営業運転開始を目指す。
■ 発電施設概要
案件名:ユーラス白鳥バッテリーパーク
所在地:福岡県田川市 白鳥工業団地
設備規模(蓄電池容量):1,500kW(4,580kWh)
メーカー/蓄電種別:(株)GSユアサ製/リチウムイオン電池
EPC:(株)ダイヘン
着工:2022年11月1日
営業運転開始予定:2023年12月