扶桑化学工業、鹿島事業所に200億円/電子材料事業拡大
2022年11月10日
扶桑化学工業は9日、鹿島事業所(茨城県神栖市)で研磨剤用原料の設備増強を行うと発表した。
同社電子材料事業の主力製品である「超高純度コロイダルシリカ」は、半導体微細化の進展に伴い、研磨剤用原料としての需要が高まっており、現在2つの事業所で生産能力増強のための建設工事を行っている。
世界の主要半導体企業は、中長期での半導体需要の伸びを予想し、積極的な設備増強を継続している。
同社においても、今後のさらなる需要拡大が見込まれるため、鹿島事業所に追加の設備投資を行う。今回の投資により、2025年の完成時には2022年度比で約1.5倍の生産能力増加を見込む。
■ 設備投資概要
所在地:茨城県神栖市東和田20番地(鹿島事業所内)
投資予定額:200億円
設備投資内容:超高純度コロイダルシリカの製造設備と付帯設備
生産品目:超高純度コロイダルシリカ
生産能力:約1.5倍(2022年度比)
資金計画:自己資本と借入金により充当
操業開始予定:2025年7月