キユーピー、米国・テネシー州にマヨネーズ製造の新工場
キユーピーは10日、グループ会社Q&B FOODS, INC.の米国における2カ所目の生産拠点としてテネシー州クラークスビルに工場を新設すると発表した。
2023年5月から着工し、製造開始は2025年5月を予定している。新生産拠点では、家庭用と業務用のマヨネーズ・ドレッシングの製造を担い、世界最大のサラダ調味料市場である米国での事業展開を加速させる。
キユーピーは米国で2014年頃からキユーピーブランドのマヨネーズ・ドレッシングの拡売に注力してきた。近年は、新たな価値を求めるレストランシェフや消費者の間でキユーピー商品の味や品質への支持が高まっている。
こうした需要拡大と成長性を視野に入れ、南東部のテネシー州に新生産拠点の建設を決定した。新生産拠点により、西部に位置する既存のカリフォルニア工場からは距離がある中西部や東部へも商品の速やかな供給が可能になる。2拠点体制を構築することで、拡大する米国の内食・中食・外食市場への展開を進めていく。
テネシー州の新工場では、従来比で生産性2倍、環境負荷軽減1/2をめざし、サステナブルサステナブルとコストを両立させるモノづくりを実現する。
■ 新工場概要
所在地:アメリカ合衆国テネシー州モンゴメリー郡クラークスビル
初期投資額:62百万米ドル(約92億円※2022年10月末時点の為替レートで計算)
敷地面積:約80,000㎡
建築面積 約15,000㎡
延床面積:約15,000㎡
建築様式:S造(鉄骨造)
主な製造品目:家庭用と業務用のマヨネーズ・ドレッシング
最大生産能力:約60,000t/年
従業員数:60名予定(2025年5月稼働時)
着工予定:2023年5月
稼働予定:2025年5月