日立製作所、米国マイアミの鉄道車両工場が開設
2016年3月18日
日立製作所(東京都千代田区)は17日、鉄道システム事業におけるグループ会社である日立レールイタリア社の米国事業会社、日立レールUSA社は、3月16日に米国フロリダ州マイアミ・デイド郡に新たな鉄道車両工場を開設したと発表した。
新工場設立の投資額は、約150万ドルで、マイアミ・デイド交通向けの車両を製造する。
敷地面積は約48,000㎡で、製造棟と試験棟、事務棟など5つの建屋で構成され、車両の組み立てと試験を行う。15年5月に着工し、約6ヵ月で完成した。
車両の組み立ては、3月に開始し、計136両(68編成)を製造する予定。最初の編成を16年10月に出荷し、顧客の認定試験後、17年後半から運用を開始する。新工場では19年前半まで車両の製造を続ける予定をしている。
■ 新工場概要
名称:日立レールセンター (Hitachi Rail Center)
所在地:米国フロリダ州マイアミ・デイド郡マイアミ市
投資額:約150万ドル(約1.6億円)※1USドル=110円で換算
敷地面積:48,315㎡
建屋:製造棟、試験棟、サービス棟、事務棟、倉庫
事業内容:車両の最終組み立て、試験
従業員数:100~130名
生産能力:8両/月
生産期間:2016年3月~2019年前半
着工:2015年5月
開所日:2016年3月16日