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SAFFAIRE SKY ENERGY、大阪府堺市にSAF製造の新プラント建設

2022年11月18日

 コスモ石油は8日、日揮ホールディングス、レボインターナショナルとの3社で、廃食用油を原料とした国産SAF(持続可能な航空燃料)の製造や供給事業を行うため、新会社「SAFFAIRE SKY ENERGY」を設立し、新プラントを建設すると発表した。

 3社は、国内での廃食用油の収集からSAFの製造、輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて、2020年夏から共同で事業化検討を進めてきた。今回設立する新会社は、国内初となる国産SAFの大規模生産を目指し、100%廃食用油を原料とした年間約3万キロリットルのSAFを国内に供給する。

 SAF生産設備は、大阪府堺市のコスモ石油堺製油所内に2023年夏を目途に着工し、2024年内に完工、2024年度下期~2025年度初での運転開始を予定。新設備からはバイオプラスチックの原料となるバイオナフサや、バイオディーゼルも生産される。

 同事業は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より採択を受けた助成事業であり、原料調達をレボインターナショナルと日揮HD、SAF製造と需要家への販売をコスモエネルギーグループ(コスモ石油とコスモ石油マーケティング)が担い、各社の知見・ノウハウを結集して安全・安定の燃料サプライチェーンを構築する。また、SAF製造設備に係る設計・調達・建設については日揮が担当する。

■ 設備投資概要

所在地:大阪府堺市西区築港新町(コスモ石油 堺製油所内)
生産品目:SAF、バイオナフサ、バイオディーゼル等の製造
生産能力:SAF 約3万kL/年
原料:国産廃食用油
着工予定:2023年夏
完工予定:2024年内
運転開始予定:2024年度下期~2025年度初

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