ダイナックス、苫小牧工場にバイオマスボイラ建設
2022年11月21日
ダイナックスは16日、苫小牧工場(北海道苫小牧市)に、木質チップを燃料とするバイオマスボイラの導入すると発表した。
同社は、2050年カーボンニュートラル達成に向けた活動を進めており、2030年に2019年度比GHG排出46%減を目標に掲げ、省エネ、再エネと創エネへの取り組みを行っている。
バイオマスボイラ導入はその一環として取り組むもので、経済産業省による2022年度先進的省エネルギー投資促進支援事業の助成を受け、今年11月から工事を開始し、2024年1月の運転を予定している。
燃料については、産業廃棄物の解体材などを選別・破砕した木質チップに自社で発生する木質含有の廃棄物を加えることを予定しCO2排出量の削減だけでなく、廃棄物の削減効果も見込む。
バイオマスボイラ導入により天然ガス用ボイラ12台、A重油用ボイラ1台を停止し、天然ガス使用量は工場全体の約31%、A重油は100%削減できる。CO2排出量としては年間約3,501トンの削減を見込んでおり同社全体の9.3%に相当するという。
■ 設備投資概要
所在地:北海道苫小牧市字柏原6-183(ダイナックス 苫小牧工場)
バイオマスボイラ仕様:定格実際蒸発量:4トン/h
燃料:木質チップ
着工:2022年11月
運転開始予定:2024年1月