荒川化学工業は17日、100%子会社の山口精研工業が第2工場を建設し、精密研磨剤の生産能力を増強すると発表した。

　山口精研工業は、HDD用アルミ基板やSAWデバイス用基板の製造工程における精密研磨に使用する研磨剤の開発から製造販売まで行う。2015年6月から同社の連結子会社となっている。

　DXに代表するデジタル化の進展などにより全世界のデータ生成量はますます増加し、データセンターへの積極的な投資が継続する見通しであるなか、HDDの高容量化、ニアライン需要の拡大などにより、精密研磨剤は今後も需要の増加が見込まれている。

　今回、山口精研工業で第2工場を建設し新たな生産設備を導入・生産能力の増強により、さらなる拡大・発展を目指す。