日東工器、福島市に新工場建設/112億円投資
2022年11月30日
日東工器は29日、福島おおざそうインター工業団地(福島県福島市)に用地を取得し、新工場を建設すると発表した。
グループ会社であるメドテックと白河日東工器は、工場建屋の老朽化により数年来、生産体制の検討を進めていた。今回、マルチ工場化を視野に入れ、2工場を集約できる用地取得と新工場の建設を決定した。
将来の売上と収益計画については、導入生産設備の確定する2023年度中に開示予定。今回の計画に伴い、メドテックと白河日東工器の2社を統合する。この再編により生産性の向上と最適化を進め、今後の需要拡大に対応可能な供給体制を整備する。
新工場では日東工器グループの全製品を生産できるマルチ工場化を念頭に、スマートファクトリー実現に向けたモノづくり改革やマテハン改革、システム改革を実施し、生産の省力省人化と効率化に取り組むことで生産性向上による安定的な供給体制の整備と売上収益向上を目指す。
脱炭素への取り組みとしては、太陽光発電や地下熱等を利用する。オイルミストフリーや危険な作業工程の自動化、バリアフリー化等、地球にも従業員にも安全で働きやすい職場環境を整える。
■ 新工場概要
所在地:福島県福島市大笹生字宮ノ下1-1ほか
用地購入相手先:福島市
用地購入方法:公募販売への申込
投資額:合計約112億円
敷地面積:28,183㎡(8,525坪)
延床面積:19,934㎡(6,030坪)
建屋構造:鉄骨造3階建
事業内容:建築機器(ドアクローザ)、電動ドライバ「デルボ」、機械工具、迅速流体継手「カプラ」、小型ポンプの製造
着工予定:2023年7月
完工予定:2024年10月末
稼働開始予定:2025年4月1日