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住友ベークライト、中国にフェノール樹脂成形材料の新工場

2022年12月2日

 住友ベークライトは11月30日、中国子会社の南通住友電木有限公司が、同社敷地内にフェノール樹脂成形材料の新工場を建設すると発表した。

 フェノール樹脂成形材料は、自動車市場を中心としてブレーキピストン、プーリー等の機構部品からの金属代替、またモーター等の電装部品に使用され、近年では自動車の電動化、軽量化による需要増に加え、中国が目指すカーボンニュートラル実現への再生可能エネルギー関連部品用途への使用が高まってきている。

 今後、更に拡大が見込まれる中国市場に対応するため、現在の南通工場敷地内に新たに生産能力を約2倍(約25,000t/年)に拡大した工場を建設する。中国で厳しくなりつつある安全・環境規制に対応させるため、最新の生産工程として、工程自動化、AI、IoTによる工程監視に加え、エネルギー利用の高効率化と最新の環境保護装置の採用による安心・安全で環境に負荷が少なく、且つ省エネルギーの工場を建設する。

■ 新工場概要

所在地:中国・江蘇省南通市南通经济技术开发区港口工业3区通达路81号
投資額:約35億円(建物、生産ライン、付帯設備などを含む)
敷地面積:全敷地面積100,000㎡(うち新工場約16,000㎡)
主要生産品目:フェノール樹脂成形材料
操業開始予定:2024年度初頭

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