KANSAIパウダーコーティングス、兵庫県赤穂市に新工場建設
2022年12月5日
関西ペイントは11月30日、子会社の久保孝ペイントによる100%出資の粉体塗料製造新会社「KANSAIパウダーコーティングス」を設立し、粉体塗料の新工場を建設すると発表した。
日本社会では、高齢化による労働人口の減少に伴う人材不足や、企業の環境負荷への問題意識の高まりなど、様々な課題がある。塗装業界でも同様に、工場塗装の熟練工や担い手の減少は深刻さを増し、塗料に使用する有機溶剤の環境規制や、廃棄物削減の要望が高まっている。
粉体塗料は塗装工程の省人化が図れ、環境対応の課題を解決する塗料として優位性が認められ、世界的にも需要が拡大している。関西ペイントグループは、粉体塗料事業を重要な拡大セグメントと捉え、日本における生産体制、技術、商品、販売体制を強化する。
関西ペイントグループは、日本事業の再編成・効率化を掲げており、今回の日本における粉体事業拡大で2030年度には売上高90億円(2021年度比で倍増)を見込み、トップシェアを目指す。
■ 新工場概要
所在地:兵庫県赤穂市を予定(関西ペイントグループ敷地内) 延床面積:10,000㎡(倉庫含む)
生産品目:粉体塗料
◇ 第一期
着工予定:2023年10月
稼働予定:2025年1月
◇ 第二期
着工予定:2026年4月
稼働予定:2027年4月