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日世、中国のフルーツ調整品新工場が竣工

2022年12月5日

 ソフトクリームなどを製造する日世(大阪府茨木市)は11月25日、中国・山東省に建設を進めていた新工場が竣工したと発表した。

 関連会社の日世(濰坊)食品有限公司を設立し、新たにフルーツプレパレーション(果実の風味や果肉を均質化した調整品)事業を展開する。2023年1月の稼働開始を予定している。

 同社は、日本国内で1983年以来、フルーツプレパレーションの製造実績があり、乳業メーカー各社にフルーツヨーグルトの資材やソフトクリーム・アイスクリームのトッピングソースとして供給している。

 今回、中国や東南アジアに向けての積極的な事業展開を見据えて、中国に拠点工場を建設する。新工場で製造するフルーツプレパレーションも、日本国内と同等の品質と安全性を確保した製品として、中国国内だけでなく、東南アジア諸国に供給する予定。

■ 新工場概要

工場名:日世(濰坊)食品有限公司 濰坊工場
所在地:中華人民共和国山東省濰坊市安丘経済開発区東湖路68号
敷地面積:66000㎡
延床面積:22551.78㎡(一期)
    :37180.88㎡(将来)
生産品目:フルーツプレパレーション
生産能力:約36000トン/年
機能:中国、東南アジア市場向け「フルーツプレパレーション生産工場」機能
竣工:2022年10月28日
操業開始予定:2023年1月

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