日本コーンスターチ、関東新工場の物流施設が先行稼働開始
2016年3月22日
総合澱粉メーカーの日本コーンスターチ(東京都港区)は15日、BCPの強化、関東の顧客の急なオーダーへの柔軟な対応のため、現在建設中の関東新工場の物流倉庫を16年3月28日より先行稼働させると発表した。新工場の完成は17年4月を予定。
近年、顧客よりBCP体制について対応を求める声が高まる中、同社では愛知県にある既存の工場については、東海・東南海地震を想定した耐震工事を建屋、地盤、機械装置・タンク類と全てにおいて、すでに完了。
またBCMSの国際規格であるISO22301もすでに取得することで、万全の供給体制を整えている。
今回、更なる安心・安全・安定供給の確立のため、茨城県鹿島地区に関東新工場を建設中だが、物流倉庫を先行稼働させることにより、いち早く中京地区と関東地区の二拠点の供給体制が確立でき、BCP体制はさらに万全なものとなる。
これにより、今まで以上に顧客からの急な新規オーダーや、オーダー変更にも柔軟に対応することが可能になるとしている。
■ 新工場概要
所在地:茨城県神栖市(鹿島臨海工業地帯)
投資額:約50億~100億円
敷地面積:23,000㎡
生産品目:コーンスターチ、異性化糖など
生産能力:コーンスターチ 7.5万トン
:異性化糖 8万トン
着工:2015年11月
完成予定:2017年4月
稼働予定:2017年内