イトーキ、滋賀⼯場APセンターが竣工
2022年12月12日
イトーキは9日、滋賀⼯場APセンターを竣⼯し、2023年1⽉から本稼働を開始すると発表した。
近年のオフィストレンドの変化やコロナショックを機に急速に進⾏した働き⽅の多様化によるセンターオフィスの機能変化、オフィスのDX化やペーパレス化等により、これまでのスチール板⾦加⼯を軸とした⼤量⽣産型の⽣産・供給体制から、様々な素材や形状・技術要素のバリエーションから構成する商品を、コストを抑えながら柔軟に⽣産・供給できる体制へのシフトが急務となっていた。
こうした課題を踏まえ、同社では、新たなモノづくりの形であるアセンブル・プロセスセンター(APセンター)の設⽴と、分散している⽣産ラインの集約・再編による⽣産性向上が必要と判断した。
滋賀⼯場内に建設した「APセンター」は、⾃社製品の保管・組⽴・出荷を⼀元的に⾏うセンターとして、原価率低減を⽬的に、オフィス商品のアセンブル⽣産⽅式を強化し、収益拡⼤を図る。同時に、物流市場で需要が急増している「システマストリーマーSAS-R」については、旧電⼦機器⼯場での⽣産スペースが⼿狭となった為、APセンターへの移設を⾏い、⽣産能⼒を向上させることで、さらなる収益拡⼤を⽬指す。
■ 新工場概要
所在地:滋賀県近江⼋幡市上⽥町72(滋賀⼯場)
建築⾯積:10,012.12㎡
延床⾯積:17,561.54㎡
建物構造/規模:S造/地上2階
主要⽤途:⼯場(作業場)、倉庫業を営まない倉庫
設計・施⼯:(株)⼤林組
PMR/CMR:⼭下PMC
竣工:2022年9⽉
稼働開始予定:2023年1⽉