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サントリーフラワーズ、滋賀県東近江市に開発・生産の新拠点

2022年12月19日

 サントリーフラワーズは14日、花・野菜事業の商品開発・生産拠点「サントリーフラワーズ イノベーションフィールド」(滋賀県東近江市)を設立したと発表した。

 同社は2002年の会社設立以来、花苗・野菜苗の販売を中心に事業を拡大し、現在では30以上の国と地域に展開している。

 今回新たに設立する拠点は「新価値創造」「サステナビリティ経営」などをコンセプトに、さらなる商品開発・生産の強化を図るもの。

 同拠点では、新品種の開発や、世界中で販売する商品の元となる株の生産を行う。また、温度や湿度、日射量をモニタリングし、スマートフォンから遠隔で温室環境を管理できるシステムや、画像解析AIを搭載した挿し木ロボットなどを用い、商品開発・生産の効率を高める。ほかにもLEDを活用した温室を導入し、日照不足などの環境要因の影響を受けない生育を行う。

 環境面では、重油などを用いた暖房でなく、電力による空調での温室の管理、ソーラーパネルの設置による自家発電、再生エネルギー由来の電力の使用などを通じ、温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることで、年間800トンの排出削減を実現する。また、温室の一部で、植物の生育に必要な水を循環させ再利用する、エブ&フロー方式の潅水システムを導入。導入するエリアでは、約80%水使用量を低減する。

■ 施設概要

名称:サントリーフラワーズ イノベーションフィールド
所在地:滋賀県東近江市北菩提寺町905
敷地面積:約36,000㎡(うち、温室約8,700㎡、圃場約12,000㎡)
主な生産品目:「サフィニア」、「サンパラソル」、「プリンセチア」等
竣工:2022年12月

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