オークマ、群馬の新工場が稼働
2022年12月22日
オークマは21日、新生産拠点「オークマ群馬工場」を来年1月から稼働させると発表した。
今回、電気自動車や環境対応、半導体製造装置など先端産業の進展などを背景として、5軸制御マシニングセンタ、複合加工機、門形マシニングセンタなどハイテク工作機械に対するグローバルな需要に対応する。
新工場は、(株)オギハラから大原工場(群馬県太田市)の土地・工場建屋・加工設備などを譲受したもので、オークマ製NC工作機械用大物部品の加工を行う。
大物部品の鋳造素材は、隣接する(株)木村鋳造所の群馬製作所から供給を受け、同社の協力を得ながら、部品加工からユニット組立までの一貫生産体制を構築し、サプライチェーンの強化、生産リードタイムの短縮を図る。
今回の投資は、生産能力の拡大、生産効率の向上を図ると共に、投資効果を最大化する新たな設備投資のあり方として、優れた既存工場、生産設備を活用するとともに、地域の生産加工の高度化、活性化に貢献する。
今年6月に子会社化した平坂鋳工(株)でも、高い鋳造技術を活かし、サプライチェーンを強化するとともに、日本のものづくりの強みを維持、高めていく考えで事業を進めていく。
■ 新工場概要
所在地:群馬県太田市大原町2086-1
土地面積:21,814㎡
建屋面積:6,193㎡(1991年建築)
設備:門形MC4台、立形MC1台など
生産内容:5軸制御マシニングセンタ用ベッド・コラムなど、大物部品加工
稼働開始:2023年1月