ホシザキは23日、グループ会社のWestern Refrigeration Private Limited社がインド・グジャラート州タッドガムにインド国内4カ所目の新工場を建設し、今年11月に生産を開始したと発表した。

　今回の新工場建設により、同社は生産能力をディープフリーザで約15%、業務用冷蔵庫で約30%増強し、インド国内だけでなく欧州・アジア・アフリカにおける需要増への対応が可能となる。

　新工場のあるグジャラート州は製造業が盛んで電力供給が安定しており、かつ港へのアクセスも良好で、物流面でもメリットのある地域。また、既存のサンジャン工場から北東に10km程度の場所に位置しており、双方の工場間における人材交流や資材・完成品倉庫の共有も容易となり、双方の経営資源活用による効率化が期待できる。

　また、新工場ではIoT技術を導入し、検査データを収集・管理する仕組みづくりをするなど、製品品質維持に努めている。製造ラインにおける自動化・省力化も進めており、工場の生産性向上と作業者の負担軽減を図る。建屋にはソーラーパネルを設置し、工場の省エネ性向上・CO2排出量削減に取り組み、気候変動への対応も図る。