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リックス、福岡県粕屋町に研究開発センター建設

2022年12月27日

 リックスは14日、福岡県糟屋郡粕屋町に新製品の研究・開発を目的とする「リックス協創センター」を建設すると発表した。

 同社は、ものづくりの課題を解決する「メーカー商社」。メーカー分野では、福岡県に自社工場を持ち、ロータリージョイント(回転継手)や洗浄装置などの製品を製造している。

 これらの製品は、同工場の敷地内にある「技術開発センター」で開発業務を行ってきた。特に、既存製品(ロータリージョイントや洗浄装置)に対する改良や新機能の付加など、ラインナップ等を充実させている。

 今回、同社にとって次の柱となる新製品・新商品・新サービスを開発するため、研究開発センターの建設を決定した。建設地については、既存製品の開発場所(福岡事業所)から離れた場所に置き、開発を進めやすい環境を整えるとしている。

■ リックス協創センター概要

名称:リックス協創センター(英語名称:RIX Cooperative Creation Center)
所在地:福岡県糟屋郡粕屋町大字仲原字貝田1847番他1筆
投資額:約19億5千万円(同社として過去最高の投資額)
建築面積:1055㎡
延床面積:3,802㎡
構造:地上4階建鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)
施設用途:流体制御技術を軸とした新製品の研究・開発
環境・省エネ対策:NearlyZEB(ニアリー・ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)
着手予定:2023年3月1日
完成予定:2024年6月末※引渡し後、随時稼働

◇ 建物内部
1階:組立室
2階:実験室、計測室、クリーンルーム、ドライルーム、倉庫
3階:技術開発室、デジタル設計室
4階:研究会議室、応接室、カフェテリア、屋上広場

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